「息子/娘は、視覚障害なので…」と、活動をジッと見守られる保護者様をお見かけします。
お声掛けしてみると「友達とぶつからないか」「置いてきぼりにならないか」という心配や、「笑顔でホッした」という安堵の思いを吐露してくれました。
とりわけ、ロービジョンの子どもたちの「見え方」は、たとえ保護者であっても「分かるようで分からない」というのが本音でしょう。ただ、「分からないから、できない・させない」はやめようと。私たちの活動の基本的姿勢は、「障害」をその子自身の問題として捉えるのでなく、その子と(サッカー)環境との間に捉えることです。
多様な見え方である参加者に「サッカーを合わせる」という視点で、ルールや用具を変更・調整していき、安心安全なサッカー、インクルーシブなサッカーの形を一緒につくっていきます。「わかる・できる・楽しい」を積み重ね、体を動かすことを好きになってほしい。友達と協働する中で、互いを尊重し、互いに成長してほしい。そして、スポーツを通じて社会に参画し、輝いてくれることを願っています。